玄関二つの木造耐火住宅
東京都品川区
品川区の「防火地域」での家づくりです。防火地域とは、都市計画法で特に火災の延焼を防ぐ必要があるとされる地域です。建築する上で厳しい制限が設けられた家づくりとなりました。
耐火建築の住宅とは、火災による「倒壊」と「延焼」の両方を防止する性能の住宅ということになりますが、近年は、木造建築の技術開発が進んでいるので、木造でも基準を満たす耐火建築が出来るようになっています。むしろ低価格で、狭小でも建てられて、しかも環境に優しい家づくりが叶うためオススメです。火災保険も安くなります。今回は、耐火構造にしたことで、品川区の手厚い建替助成制度を利用することが出来ました。
他にも、「耐震等級3」で、弊社標準仕様の制震テープを併用。間取りも、耐震壁が有効に機能するように考えられた作りとなっています。「長期優良住宅」「ZEH」水準省エネ性能の家です。弊社が建てる住宅はすべて国の基準を満たす「ZEH」水準の住宅となっています。耐火建築であることによって、同時に室内の防音効果も得られ、ご予算内でありながら高機能で満足度の高い二世帯住宅となりました。
玄関2つの二世帯住宅です。2つの玄関の内側の扉で行き来が可能で、1階が親世帯、2階が子世帯に完全に分離し、それぞれ似たような構造でキッチンやバス、トイレがあります。
玄関は、シックな3種の木目調。軒裏まで木目調でデザインされています。玄関照明は、雰囲気の良い電球色LEDのダウンライトになっていて、人感センサーで点灯します。黒の郵便受けとインターホンが薄型ですっきりとした印象。雨どいも、黒で統一されています。通りから玄関までは手すり付きのスロープ。家全体に、玄関の小さな段差と階段以外は、すべてバリアフリーです。
中に入ると、ドアからの光が明るい玄関。親世帯側には、たっぷり入るシューズボックスと大きな鏡。子世帯側の玄関は、大容量のウォークイン収納。奥までたくさんの棚があり、遊具も楽に家の中に収納できます。2階へ上がる手前には、手洗い専用の洗面スペースがあり、衛生的で便利です。2つの玄関の間には引き戸があり、世帯を分離しています。
外観からは、大きな窓があるようには見えませんが、1階の囲われた壁の内側には、明るいタイルに囲まれたテラスが。プライバシーを確保しながら、光の降りそそぐ明るい空間となっています。ご近所は見え過ぎず、空はよく見えます。
1階、2階ともに、広々とした開放的なオープンキッチン。その奥には使い勝手の良い収納棚。
2階バルコニー脇には明るい洗濯機スペースと広い作業台。その並びの浴室にも、洗濯物が干せる物干しと暖房乾燥機が付いています。1階も同様。家事スペースから洗面所、浴室まで一続きの部屋になっており、明るく広く、そこでずっと過ごしたくなるような空間です。
家事動線が考えられているだけでなく、家事を楽しむ暮らしが目に浮かびます。生活の中心に水回りがあり、家の中に暗く湿った場所がない、豊かな生活のための家です。

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