お客様と創る家 CONCEPT

狭小住宅ならではの工夫

弊社が得意としている、難易度の高い土地での狭小住宅。難しい立地のため、他社では家が建たないと言われることが多い土地にも、技術と経験を駆使して制約いっぱいいっぱいの広い家を建てています。家づくりでは様々な建築基準法による制限が有ります。北側斜線や道路斜線の制限により建物の高さや屋根形状が制限され、用途地域によって、延床面積、採光計算によって窓の大きさや居室の場所も制約があります。

狭小住宅とは?

狭小住宅の定義ですが、一般的には、敷地面積15坪以下または20坪以下の土地に建てられる小さな住宅のことを言います。土地価格の高い都心部に多い傾向にあります。床面積を確保するために、3階建てにすることが多いのですが、その土地の規制にもよります。建ぺい率の最大は80%ですので、15坪の土地の場合、最大の建築面積は12坪となります。15坪の土地で3階建てにすることで、おおむね平均的な住宅と同等の床面積を確保することが可能です。

狭小地に建てられる注文住宅では、土地代を安く抑えることが出来るし、アクセスの良い立地を選択することも叶いやすくなります。また、土地が狭いので、固定資産税・都市計画税を安く抑え、ランニングコストを下げることも可能になります。

狭い分、防火地域指定や建ぺい率、斜線制限などさまざまな制約の中で、生活動線はしっかり考え、緻密な設計をすることが大事です。よほど丁寧にお客様のご要望を聞き取り、過去にも狭小住宅を複数手掛けているような住宅会社でなければ、狭い土地に注文住宅を建設することは困難で、工事車両等の大型の車が入りにくいこともあり、特に旗竿地など難易度の高い形状の土地となると、ハウスメーカーからは断られることもあります。逆に、狭小住宅を専門的に扱う住宅会社であれば、狭小ゆえにむしろデザイン性の高い理想の住まいを叶えることが可能です。

建築基準法による制限


制約いっぱいに建てているので、外観も天井も、北側斜線や道路斜線の角度に傾斜しています。それをデザインに取り入れて生かしています。

敷地8坪からの狭小や旗竿地


究極の狭小住宅、敷地8坪・建築面積6坪の2階建てで、こんなに広い居室!収納もたっぷりで窓付き納戸まであるのが驚きです。角地なので、プライバシーに配慮しつつ、明るい居室。高齢のお施主様のための、気取りのない落ち着いた趣の住居。


まさかの立地で、何と不思議な外観。究極の狭小住宅、敷地13坪ほど、建築面積7坪弱の2階建て。旗竿地で間口が2m無い細い入り口からは、中の想像がつきません!建物はL字形をしています。高機能で美しい広々LDK。日当たり良好なのが良いです。これはさすがに弊社でないと家が建たないのではないかと思います。


弊社の得意、究極の狭小住宅、敷地10坪、建築面積7坪の3階建てロフト付きです。持て余すような広さのLDKと、個室が3室と、ロフト。10坪も土地があれば、立派な家が建ちます。


建て替えるのは無理だと他社で言われたこの土地。究極の旗竿地で敷地15坪弱、建築面積9坪の2階建て。個室が4室も取れました。広々4DKです。

デッドスペースを作らない


階段裏の少しの空間も有効活用。トイレには、小窓も確保しました。屋根裏スペースも隅々まで利用して収納に。採光通風も兼ねています。


階段裏の空間を収納に。

広く見せる工夫


階段脇の壁を骨組みのみにしてスタイリッシュに。蹴込み板も無くして、デザイン性を高めるとともに見通しを良くしています。


キッチンに区切りを設けず、LDKを一つの空間にすることで、広がりが出ます。狭小でもアイランド型キッチンを実現した事例も。


部屋を程良く仕切ることで、2部屋確保すると同時に、広がりと採光を確保します。


照明、壁の色やツヤ、小窓の位置を工夫することでも、抜け感が出るので、閉鎖的な空間を少し広く見せることが出来ます。