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⑤きちんと施工されていない家



 もちろん、施工のよしあしも見逃すことはできないでしょう。
 2005年に大きなニュースとなった耐震偽装問題では、大切な構造計算を無視し、鉄筋の本数を減らしたりするなどの、ずさんな施工が行われていた問題が明るみに出ました。
 阪神・淡路大震災では、構造計算をしていない木造2階建ての建物が倒壊した一方で、すぐ近くにあった、構造計算をした木造3階建ての住宅が倒壊を免れた事例が報告されています。
 もちろん構造計算をした建物は安全であると断言できるわけではありません。ただ、構造計算によりバランスを整えたり、強度を整えた設計と施工をすることで、揺れに強い家ができるのは確かです。



業者の仕事しだいで安全が左右される


 しっかりとした施工が大切なのは、木造住宅に限らず、どの工法で家を建てる場合でも同じです。
 たとえば、基礎のコンクリートは施工のよしあしに大きく左右されます。特に建築業者が忙しく、十分な工期を確保できない時期などは、本来コンクリートを寝かせて固めなければならない期間を十分に取っていないこともあります。そうやって工程を急がせることで、コンクリートの劣化の速度は確実に早くなります。
 それから、どのような構造体においても、倒壊の大きな原因となるのが接合箇所の不良です。どのような家でも、最終的には人間の手で接合され組み立てられます。そのため、施工のよしあしが、安全性に直結しているのは当然です。



耐震補強をしていても安全とは限らない


 東日本大震災が起きたとき、私かまず注目したのが、東北大学の事例でした。
 東北大学は、国の研究機関のひとつであり、耐震補強を施していたにもかかわらず、大きな被害が報告されました。電子顕微鏡など、研究用の高額機器の損害は、合わせて約350億円。建て替えや改修を含めた復旧費用は440億円か見込まれているといいます。
 被害を受けた建物からは、錆びた鉄筋が見つかったとされています。「事前調査と合わせ、建築時の工事が不十分であった」といった要因が考えられます。いずれにせよ、理解しておきたいのは「耐震補強をしたから大丈夫」「公的な研究機関だから安全」とは言えないということです。
 こうした建物の危険性を意識して、いざというときには素早く避難できるようにしておくとよいでしょう。

 私自身、東日本大震災後に、福島県で木造住宅を扱っている住宅会社の社長さんにお話を聞く機会がありました。
 その会社では、これまで丁寧な仕事を手がけてきた結果、住宅の被害はほとんどなかったというお話でした。その方によれば、震災を経験することで、しっかりと施工することの大切さを改めて実感したとのことでした。
 建物は人間が手がけるものであり、どんなに補強したといっても「絶対安全」とは断言できません。だからこそ、きちんとした構造計算にもとづく確かな施工は、これまで以上に求められるでしょう。





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