どんな地震でも揺れない家の作り方 EARTHQUAKE

10. ④盛り土など造成地の上に建つ建物



 揺れない家を作る上では、しっかりした地盤の上に家を建てるのが基本です。
 しかし、現実には、先にお話しした「①軟弱地盤」のように、不安定な土地に家が建てられるケースがあります。そのような注意すべき土地のひとつに、盛土などによる造成地があります。
傾斜地などを切り崩し、盛土をした開発分譲地などをよく見かけます。こうしたケースでは、土地を切り崩したあとに、その土を盛って平らな地面を形成します。
 同じく山を切り崩した土地であっても、山を平らにしながら切り崩したあとの岩盤のような固い土地の上に家を建てているケースは、安定していると言えるのですが、盛土をした造成地は地滑りの危険性が伴います。
 読者の皆さんも、斜面にひな壇上に建つ住宅を目にしたことがあると思います。こうした住宅は、盛土を石垣状に固めてあり、いかにも頑丈そうに見えるかもしれません。しかし、実際は崩れやすい可能性がある土地ということです。
 阪神・淡路大震災時にも、こうした造成地の地滑り災害が起きています。また、斜面などの傾斜地にかかわらず、盛土による造成地は多くありますので、十分注意が必要で、すぐ大地震の際に不同沈下や倒壊の危険性が伴うからです。分譲住宅の購入を検討する場合は、安全な土地であるかを確認したほうがよいでしょう。

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